■アクトトレーラー
世界はウェブによってつながっている。
今ではウェブによって出来ないことなんてなんにもなくなっちまった。

そう、なんにも。

じゃあ、もし、ウェブを悪用して、世界を止めようとする人間が現れたら?

一人の科学者が狂気にさいなまれ、人の世に牙を向けるとき。
科学者によって引き裂かれた親子の涙が流れるとき。
ウェブによって世界が止まろうとするとき。

人類に残された希望は唯一つ。

それは、ウェブの申し子がもたらす一つの奇跡。

トーキョーN◎VAthe Detonation
「世界の終わるその時に」

なぁ、知ってるか?
運命の扉ってのはさ、実は堅くて重いんだぜ?


■シナリオハンドアウト
各キャストには以下の設定がつくことになる。RLはプレアクト開始時にこのハンドアウトを提示し、PLとよく相談すること。

・推奨スタイル:ニューロ

シナリオコネ:エリィ、アルエ 推奨スート:クラブ

それは唐突だった。
仲間のニューロである、エリィから送られてきた一通のメール
「少しの間だけコレを預かっておいて!」
そんな簡単なメールとアルエと名づけられた一つの高性能AI。
一体、何故彼女はこんなものを自分によこしたのか。
やけに切羽つまったような彼女の様子が気にかかるし、頼まれたものは断るわけに行かない。
君は、このAIを預かる事にした。



・推奨スタイル:フェイト

シナリオコネ:水城 誠 推奨スート:理性

キミには水城誠という古い友人が居る。
テラウェアのタタラでもある彼は娘の絵里と二人暮らしで、彼女が成人するまでは、と思い必死で働いてきた。
しかし、キミが久しぶりに彼に連絡しようとしたときに飛び込んできたのは水城誠が失踪したという事実。
彼が失踪した事が信じられない君は、単身捜査をすることにした。
…勿論、真実を知るために。




・推奨スタイル:クグツ

シナリオコネ:グラスノーツ 推奨スート:クラブ

キミは千早重工後方処理科に所属するクグツである。
現在のキミの任務…それは新たに千早重工で使う電子チップの輸送の護衛のはずだった。
しかし、今、君の目の前にあるのは突きつけられたカタナと悪魔のような笑みを浮かべる一人の男。
”58”グラスノーツを名乗るその男は…あろうことにコンテナごとチップを奪って行った。
絶対に取り戻してみせる、君はそう決意し任務を続行することにした。



・推奨スタイル:イヌ

シナリオコネ:千早冴子 推奨スート:ダイヤ

 キミはブラックハウンドに所属するイヌである。
三日前、N◎VAは暗闇に包まれた。停電によって。
ただの停電なら良かったもののイワヤトの電源まで落ちた上に原因不明だという。
ただの偶然ならいいものの…もし、誰かが行なったのなら。
そう考えると気が気でない。杞憂ならいいが…もしかしたら、と思い、キミは捜査を続けることとした。



■シナリオスペック
▼必要神業
 本シナリオでは≪電脳神≫と≪真実≫と≪完全偽装≫の使い道は想定されている。
 また、これ以外に2枚以上の防御神業がない場合ゲストの即殺神業のみでキャストが死亡する場合がある。

▼主要情報収集技能
 本シナリオで主に使用される情報収集技能は優先度順に<社会:ストリート><社会:企業><電脳>である。

▼キャスト間コネクション
『ニューロ』→『フェイト』→『クグツ』→『イヌ』→『ニューロ』の順でキャスト間コネクションを習得する。
矢印の前のキャストが矢印の先のキャストの名前を書く(『PC1』→『PC2』の場合、PC1がレコードシートにPC2の名前を書く)

▼4名以下で遊ぶ場合
3名で遊ぶ場合は『クグツ』を削除して遊ぶとよい。
 この時キャスト間コネクションは削除した枠を飛ばして取得する。

■特記事項
PC1:フリーランスのニューロ。ハッカー、有名フリーソフトの製作者などで『エリィ』とネットを介しての知り合い、親友であることが望ましい。
 
PC2:水城誠というタタラと知り合いのフェイト。
人情系の導入が出来るキャストが望ましい。
 
PC3:千早工業後方処理課に所属するクグツ。
グラスノーツという男に積荷を奪われ、それを取り戻すのが目的となる。
 
PC4:ブラックハンド起動捜査課に所属するイヌ。
上司の依頼を受け、N◎VA全域を覆った停電事件を追うのが今回の目的である。