thinkの3版目【フェイト版】
■アクトトレーラー
少女が最初に覚えたものは笑顔だった。
思い出したのは不器用ながらに、笑わせようとするそのしぐさ。
しかし、いつからか彼女は笑いを忘れ、人を殺すことだけを生業にしてきた。
それが当たり前だと思うようになっていた。
罪もない誰かの血によって罪のない少女の手が染まる。
裏から糸を引くは、北米からやって来た一人の悪魔。
彼女の胸に去来するのは不器用なあの男と笑顔を再びくれた、あの人のこと。
彼女は願う事は唯一つ。
『もう一度笑う事が出来たら』
トーキョーN◎VAthe Detonation
「THINK ABOUT MY DAUGHTER」
閉ざされた運命の扉、開けるのは貴方の力だけ。
■ハンドアウト
●推奨スタイル:フェイト
・コネ:マリア 推奨スート:クラブ
とある雨の日にずぶ濡れのまま立ち尽くしていた少女。それがマリアだった。
とても悲しそうな顔をしてた彼女をどうしてもほおって置く事が出来なかったキミは、一生懸命になって慰めたものだ。
だから…次の日、街から彼女が姿を消した時はキミも心配になったものだ。
時は流れ、再び目の前に現れた彼女は、以前では予想できないほどに明るく成長し、何かとキミに付きまとうようになった。
しかし、最近、そんな彼女の様子がおかしい。いったい何があったのだろうか
●推奨スタイル:レッガー
・コネ:三沢 俊彦 推奨スート:クラブ
キミの友人でもある河渡連合三沢組組長、三沢俊彦が命を狙われた。
彼は、割と周りの面倒見も良く、他人から好かれやすい人間ではあるが、所詮はヤクザ、命を狙われる事なんて日常茶飯事だ。
しかし、今回、困った事に、彼は犯人を捜そうとしない。
彼がそう言う態度ならほっておいてもいいのだが、彼の構成員から泣きつかれては夢見が悪い。
仕方なくキミは襲撃者を探す事にした。
●推奨スタイル:カタナ コネ:ベルナルド・レイン 推奨スート:ダイヤ
ベルナルド・レインはキミが仕事で北米に出たとき、何度かやりあったことがあるカーライル預かりの殺し屋である。
そのたびに激しい攻防を繰り広げたが、ついに決着をつけることが出来なかった。
そんなキミの前に音羽南海子から依頼がもたらさせる。
N◎VAに来日した彼を殺して欲しいという依頼を受けた君は、今度こそ決着をつけることに決めたのだった。
●推奨スタイル:イヌ
・コネ:千早冴子 推奨スート:ダイヤ
最近、N◎VAで多発している連続殺人事件。
被害者はどれもばらばらで統一性がなく、唯一証拠として残されているのは死体に残された銃弾が同じことだけ。
しかし、その非人道的な行為は決して許せるものではない。
千早課長から任務を貰った君は事件解決に乗り出すのだった。
■特記事項
・フェイト:マリアという弟子が居る。誰かを笑顔にする、人を楽しませる事を念頭に置いたフェイトが望ましい。
・レッガー:河渡連合に所属するレッガーであり、三沢俊彦の友人(もしくは部下)である。 人情系の導入が出来る事が望ましい。
・カタナ:フリーランスの殺し屋。カブトワリでも可。音羽南海子の依頼を受けて行動できるキャストが望ましい。
今回は、ベルナルドというライバルがいる設定が付きます
・イヌ:ブラックハウンド機動捜査課に所属するイヌである。殺人事件を追って動く立ち位置となる。
■シナリオスペック
●必要神業
本シナリオでは≪真実≫が必要である。
また、これ以外に3枚以上の防御神業がない場合ゲストの即殺神業のみでキャストが死亡する場合がある。
●主要情報収集技能
本シナリオで主に使用される情報収集技能は優先度順に<社会:ストリート><社会:北米><社会:N◎VA>である。
●キャスト間コネクション
『フェイト』→『レッガー』→『カタナ』→『イヌ』→『フェイト』の順でキャスト間コネクションを習得する。
矢印の前のキャストが矢印の先のキャストの名前を書く(『PC?』→『PC?』の場合、PC?がレコードシートにPC?の名前を書く)
■登場ゲストについて
●マリア
マネキン◎
日系人と北米人のハーフの少女。
二年前、『フェイト』に励まされた後に、姿を消す。
そして、現在はNOVAに在住し、『フェイト』を慕い、彼の周りを付きまとっている。
●三沢俊彦
レッガー◎
河渡連合三沢組組長。すこしぶっきらぼうなところがあるが、仁義に熱いところを持つレッガー。
『レッガー』の友人に当たる。
●ベルナルド・レイン
カリスマ◎
カーライルシンジゲート内部のベルナルドファミリーのボス。今回、なにやら所用があり、N◎VAに来たらしい。基本的に嫌な奴。
■使用時間
4〜5時間程度。